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ガイソー西条店

ブログ

西条市 M様邸 FRP防水工事

2020.08.21

FRP防水工事のご紹介



ガイソー西条店 村上です今日はFRP防水工事の現場をご紹介いたします!


防水はシート状で擦り切れて穴が開いたり破れたりすると雨漏りするという認識の方は多いのではないでしょうか?

以前はシート防水が主流で上記のような原因で雨漏りする建物が多かったんです。

現在はFRP防水が主流になってきています。

FRPって何?と思う方がほとんどだと思うので簡単に説明致します!

FRPとは繊維強化プラスチックの事でヨットなどの船体や車のボンネット、お風呂の浴槽などに使用されています。

主に水にさらされる用途が多いですが、どれも長く使用する事が前提の物ですよね。

そんな高耐久で水に強い素材を使って防水をしようというのがFRP防水です

しかも仕上げに使うトップコートに遮熱性がある物を使えば屋内温度が上がりにくくなります。

メリットは
・高耐久
・高い防水性
・非常に軽量
・遮熱も可能
・乾燥が早く他の防水より工期が短い


FRP防水って最高じゃないか!っと言いたいところですが弱点もないわけではありません

弱点を具体的に上げるなら

・トップコート(表面の塗装)は7年程度で重ね塗りが必要
・工事費は他の防水より少し高い
・伸縮性がないので伸び縮みする素材には向いていない
・大きな面積の施工には適さない


などです。しかし家庭のバルコニーなどに使うなら問題にはなりません。
使いどころを間違えなければ圧倒的にメリットが多い防水と言えます。

そんなFRP防水。どんな工事なのか少しずつ紹介していきます。

まずは現状がどうなっているのか確認する必要があります。


かなり大きなバルコニーですね。
バルコニーに敷き詰められているのは【遮熱ブロック】と呼ばれるブロックです。

敷き詰めるだけで遮熱効果を発揮する素材です。
デメリットとして裏側に汚れが溜まりやすいことと非常に重いので建物に負担がかかる事が挙げられます。

防水をするためには一度これらの撤去が必要になるんですが、今回の防水工事は遮熱効果があるのでブロックは
再設置をしないで処分することになりました。


遮熱ブロックは簡単に外せます。
どんどん外せるのでどんどん運ぶんですが・・・・先ほど書いたように遮熱ブロックは非常に重いのです。

ブロックを固定しているモルタルは厚みもあるので解体するのも運び出すのも一苦労。

機械で壊すと建物が傷むので今回は人海戦術で手壊し・手運びです。

2トンダンプで2台分の廃材が出ました。



冒頭でFRP防水と書きましたが実はほとんどが解体工事や補修工事というのが実態です。
これを全部撤去して下地を見えるようにして洗浄して傷んでいる部分を補修して・・・
これらは全部防水工事の前。準備の段階です。

次回ブログ更新では防水工事前の洗浄、左官工事に触れていきたいと思います。
(防水まで書けよ!というお叱りはご容赦ください。